10月ごろの早摘みは1リットルのオリーブオイルを作るために14~15Kgのオリーブが必要DRAFTJS_BLOCK_KEY:248luです。
オリーブオイルというのはピンからキリまでというか500円のものから10000円くらいするものまで様々ですが価格を決めるための要素が実は何点かあります。
オリーブオイルの価格に関する7つの要素
収穫する時期
手摘み、機械化
搾り方
何番搾りか
バージンオイルか精製オイルか
貯蔵保管費用
輸送費用
1.収穫する時期
オリーブの品種、生産地によって違いがありますがスペインアンダルシアを例にすると10月中頃から収穫が始まり、12月過ぎまで真冬に収穫しています。
10月のまだ青い未熟性のオリーブの実を収穫する早摘みと、12月ごろの熟せいしたオリーブの実は全然違うものであるということを知っていますか?
(写真で見ていただくとわかりますね。左が早摘み、右は熟成摘み)
さらに
10月ごろの早摘みは1リットルのオリーブオイルを作るために14~15Kgのオリーブが必要です。
| 1㍑に必要なオリーブ | 有効成分 |
早摘み 10月 | 14~15㎏ | 多い |
熟成摘み 12月 | 3~5㎏ | 少ない |
基本的な収穫法補や搾る方法が同じとすれば早摘みは熟成摘みに対して原価が3倍から5倍高価ということになります。
「早摘みのみ、早摘みと熟成摘みのブレンド、熟成摘みのみ」とできるわけです。
2.手摘み、機械化
収穫方法は人が手で摘む手摘みと、オリーブやバレンシアオレンジを収穫するためのマシンを使う機械化された方法があります。
このマシンはオリーブの木の幹をつかんでバイブレーションして、その周りを傘をさかさまにしたようなカバーで受け止めるというやり方です。
手摘みだからよいか、機械摘みが良いかは収穫量によると考えます、
生産量が多くないなら手摘みでよいと思いますが、世界のオリーブオイルの半分を生産しているスペインではこういった機械化した方法でないと収穫に時間がかかりすぎて酸化、劣化、腐敗が起きてしまいます。
ただ収穫量はけた違いに機械化のほうが多いです。
3.搾り方
オリーブオイルは一般的にコールドプレスという温度を上げづに搾る方法がとられています。ただオイルというものは熱を加えたほうがたくさん搾れるということがありますが、ここで言うのは、いわゆる搾っただけのバージンオイルの搾りかすからさらに搾るものもあるのだということを知ってください。
4.何番搾りか
3,でいろいろな搾りのグレードがあるとわかってもらえると思いますが、グレードによって価格も当然変わります。エクストラバージンオリーブオイルというグレードは普通1番搾りのことだと思ってください。
5.バージンオイルか精製オイルか
バージンオイル
1番搾り、2番搾り、とオリーブを搾っただけのオリーブオイルがありバージンオリーブオイルと言います。当然搾ったあとには搾りカスがでますので、その搾りかすを薬を使ったり温度を揚げたりして搾るポマースオイルというものがあります。
精製オイル
さらにランパンテというその名の通りランプ用のグレードという意味で食用にはいまいちなものもあります。その搾りかすオイルとランプ用グレードのものを精製したものが精製オリーブオイルです。
6.貯蔵保管費用
素早く集めて、すぐ搾った最高のエクストラバージンオリーブオイルは瓶詰めするか窒素を充填したタンクに入れないと酸化してしまいます。また、ブレンドのタイミング、大きいタンクから輸送用のボトルに詰め替え、瓶詰め工場でまた詰め替えるタイミングなどでどんどん新鮮度は失われていきます。
いかに詰め替えないか!がとても大事だと思っています。
7.輸送費用
そして最終的に輸送費が必要ですね。日本に来るには船なら3か月程度、飛行機なら2日くらいですが瓶詰めしたオリーブオイルは重くなっています。
250mlのオリーブオイルは分に入っているとだいたい500gくらいあります。
早摘のみ 量が取れない 高価
機械化 効率的早い 安価
搾り方 コールドプレス
1番搾り 高価
バージンオイル 高価
貯蔵保管費用
輸送
という具合に新鮮で良いものを!有効成分が多い早摘みを!エクストラバージンオリーブオイルなんだから当然1番摘みで!きちんとコールドプレスで!となると効果になってしまう濃野だ理解していただければ幸いです。
スペイン アンダルシア ハエン産の最高のエクストラバージンオリーブオイル。アジア圏で唯一の輸入インポータが仙台から発信する奇跡のオリーブオイル。摘みたてのオリーブの香りのする本物のオリーブオイル。 2020年10月極早摘み 摘みたての香り強い摘みたてです。。 原産国:スペイン・アンダルシア・ハエン 品 種:ピクアル種 酸 度:0.1 特 徴:早摘み、真夜中に採取、4時間以内にコールドプレス、自社で収穫、搾り工程、瓶詰めまで一貫生産
Comments